インド旅行を終えてほぼ4年がたとうとしています。
私の中でインドへ行って変わったなと思うことがあったので、記事にしたいと思いました。
これからインドへ旅行をしようとしている人や、旅行に行ってみたいけれど躊躇している人に向けての参考になればいいかな程度に思っております。
旅行前、私の中でインドはとてつもなく危険なところというイメージでした。
具体的には下の項目のような感じです。
・治安が悪い(たまにテロとかあるから)
・寄ってたかってお金をせびられたり騙されたりする。
・衛生状態が悪くお腹が痛くなったり病気になったりする。
そのため、実際にはどうだったのか、どう感じたのかを書いていきたいと思います。
治安について
治安の悪さは実際にはそうでもなくアメリカのように街での言い争いなど見かけることはありませんでしたし、むしろ、そもそもインドって、危険なところに踏み込まなければ安全かもしれないと思うほどでした。そりゃ自由に夜中に行動などしていたら危ないでしょうし、特に安さを求めて旅をしてたら危ない目にもあうでしょうというのが私の感想です。
日本でも安さを売りにしているところでは客のモラルが低いことがあったりするのと一緒だと思いました。
・騙されたり、ぼっくたくられたり、たかられることについて
一定数あると思います。ただ、自分の場合、日本で買う金額以下でぼったくられていたので、特にぼったくられているという感覚はありませんでした。特に飲み物が欲しかったので自分が買いに行くと明らかに外国人だと思われぼったくられたりすると思ったので、荷物を運んでくれたホテルの従業員に話をして、いくらぐらいなのかを聞き買ってきてほしいことを伝え、お金を渡して余ったらチップとして少しばかりのお金を渡すということをしました。それでも日本のコンビニで買うよりも安かったです。
浮浪者のせびりに関して実際に感じたところとしては、お金をせびられたりすることはありましたが、特に何か危害を加えられたりすることはありませんでした。正直、ニューヨークの地下鉄にいた浮浪者やロンドンの浮浪者の方がよほどたちが悪いと感じました。
衛生面について
1.入浴について
シャワーは、目に水が入らないように気を付けてください。空港のラウンジのシャワーを浴びていた時に不意に目に水が入ってしまい、帰国後に充血したので眼科へ行ったところ軽い結膜炎と診断されました。
2.食事について
自分はお腹が痛くなったということはありませんでした。
1食100円ぐらいの屋台飯ばっかり食べていたらお腹は痛くなるだろうという感想です。
インドでの料理は油を多く使うものが多かったので(カレーとか、カレーとか、カレーとか)日本食独特な油をあまり使わないヘルシーな食事を日常的にしている場合には脂分の摂取が多くなり下すことが考えられます。普段からマックのポテトとかを食べて油の耐性が強い場合には下さない可能性が高いです。あと、必ず沸騰しているものを飲むか、ペットボトルで売られているものを飲むようにしてください。
インド人が大勢飲んでいるようなチャイは安全かなと思いました。15ルピーだったかな。すごくおいしかったです。
最後に、
インドに行ってみて心境的な変化というかがありまして、自分にとって何が幸せなんだろうとか、物に対する貨幣の価値などがあやふやだったことに気付かされました。
インドはカオスなゆえに自由であると感じることが多かったり、物価が安かったりするので、本当の意味での自分を確立することの重要さや、それを自分の中で値段にしたらいくらになるのかという金銭感覚を持っていないといけないと思わされました。
日本では、何かを買う場合、そもそも企業努力とかを織り込み済みの値段が提示されています。
逆に言えば僕みたいな考えることができない消費者にとっては、自分の価値基準を考えなくても安くて品質の良い生活が送れてしまうわけです。つまりは、自分の価値基準を考えさせないような仕組みが日本の社会の中で組み込まれており、提示された金額が自分にとっては価値ある金額なのか、価値がない金額なのかという目線で物事を考えられなくなっているのではないかと思いました。何を言っているのかわからないかもしれませんが、日本に帰ってきてから、本当にその値段の価値はあるのかということを考えることが多いです。多分、そこらへんがあやふやだとインドでは騙されてしまうんだろうなとおもいました。