朝4時に起床して、身支度を整えます。
今日はガンジス川の沐浴を見に行くのです。
まだ、街は暗く日が明けていません。4時30分にホテルを出て、昨日のお祈りを見た場所に向かいます。
途中ガイドさんが、チャイを飲もうと言い出し、陶器でてきた器を渡されます。屋台で作ってるチャイ。お世辞にも衛生状態が良いとは言えない環境だったので躊躇しましたが、どうにでもなれと思って飲み干しました。結果としてお腹が痛くなることはありませんでした。今考えれば、沸騰した牛乳を冷ましていたのでお腹が痛くなる可能性は限りなく低かったと思います。
味は、日本で飲んでいたチャイと一緒でした。ただ、インドのほうが牛乳の味が強く、また甘みも強い感じでした。でも美味しかったです。
チャイを飲んでいると、少し空が明るくなり始めました。
インドの方は朝が早い。昨日お祈りを見たガートへいくと、既に何人かが沐浴しておりました。
そして、何人も沐浴を行うために次々と川の中に入っていきます。女性は服を着たまま、男性はボクサーパンツスタイルです。
本当に感心してしまいます。だって、川の水スゲー汚いんだもん。どんだけ汚いかというと。
このすぐ横で沐浴しているんです。
ガイドの人に「私たちが沐浴したら何らかの病気にかかる」ってことを言ったところ、それは、「神様を信じる気持ちが弱いから」だと、まさかの精神論で諭されました。
そこから手漕ぎの船に乗り、いろんなガート(お祈りや沐浴をする場所)を遠目からみます。南インドの人のためのガート。子供を産みたい人のガートなど様々なガートがあるようです。
んで、そこからの火葬場めぐりです。
ガイドさんいわく、多くのインド人の夢は死んだ後に、この火葬場の高い場所で焼かれることなんだとか。
なので、死んだ後に飛行機で死体をこの場所に持ってきて焼いたりするそうです。
飛行機で死体を運ぶとなれば、チェックインカウンターで受け付けて、預け荷物とするのか、折り畳んでスーツケースに入れれば手荷物になりえるのか、座席を一席とって生身の人間のように座らせてくるのか。
体全体だと重いから腕とか足だけ、ちぎって持ってくる場合もあるのか、などと思いを巡らせガイドさんに聞こうとしましたが、私はインド人ではないので、火葬場だけに、この質問に関しては闇の中に葬ることにいたしました。
そうこうしているうちに6時半ぐらいになり、船から降りるとガートのいたるところでヨガ教室が始まっているのでした。
朝は沐浴の場 そのあとヨガ教室の場 夜にお祈りの場。凄いぞインドのガート。
ということで、一度ホテルに戻り朝食を食べチェックアウトしました。